NOEL – ノエル – 星降る夜の奇跡
この映画、ずっと気になっていたので、時期はずれなんですけど観てみました。
ラブアクチュアリーに似てるのかな?って思っていましたが、一味違う映画でした。
簡単なあらすじ
映画の舞台は、クリスマス・イヴのNY。
認知症の母の看病に明け暮れる、バツイチの独身女性ローズ。(スーザン・サランドン)
婚約者の異常な嫉妬深さに悩む、美しいニーナ。(ネロペ・クルス)
彼女を愛するがゆえ、つい嫉妬深くなってしまうマイク。
偶然出会ったマイクに、執拗につきまとう老人アーティ。
14歳の頃に病院で過ごしたクリスマス・イヴが忘れられなく、無理やり病院に行こうとするジュールズ。
そしてローズが母のいる病院で出会った、謎の見舞客。(観てのお楽しみ♪)
それまで見ないフリをしてきた孤独や悩みに向きあった彼らは、
この聖なる日に小さな奇跡と出会います。
誰もがこの日だけはひとりぼっちでいたくないのが、クリスマス・イヴの夜ですよね。
一人でいる孤独、二人でいる孤独、大勢の中での孤独、色々ありますよね。
私は彼氏が出来たり、結婚するまでは、家族とクリスマス・イブを過ごしていましたが、
ずっと何かが足りないような孤独感がありました。
今思えば、父が仕事の関係で、いつもクリスマスが休みじゃないのが原因だと思います。
ちゃんと夕食の時間には帰って来てくれるのに、子供心に寂しかったのでしょうね。
私のお話はおいといて、この映画の主人公達も、自分の孤独と向き合わなくてはいけません。
偶然の出会いと誰かの優しさが積み重ねられるうちに、人生に迷う彼らにに小さな奇跡が訪れます。
小さな奇跡って書きましたが、奇跡なだけに凄いですよ!
幸せが連鎖していくクライマックスでは、私の心まで優しさと愛情に満たされました。
スーザン・サランドンの演技がうまいので、最後は感動して泣いてしまいました。
お話のテンポがゆっくりなので、途中で飽きちゃう人もいるかもしれませんが、
必ず最後まで観て下さい。
心が温かくなり、思わず微笑んでしまいますよ。