大帝の剣

2019年10月12日

「餓狼伝」「陰陽師」などで有名な夢枕獏の同名小説の実写映画で、
奇妙キテレツなスペクタクル時代劇です。

監督は「トリック」シリーズを手掛けた奇才・堤幸彦。
CGや特殊メイクなど、なんでもありの面白映画です。

 

《あらすじ》
徳川幕府時代、想像を絶するパワーを秘めた「オリハルコン」と呼ばれる
地球外金属で作られた“三種の神器”が存在した。
その1つである“大帝の剣”を持った源源九郎(阿部寛)は、
残り2つの神器を求めて旅を続けていた。
その途中、豊臣の血を引く高貴な姫・舞(長谷川京子)と
その従者の佐助(宮藤官九郎)に出会い、一緒に旅をすることになる。

 

この映画はハッキリ言って、娯楽目的で観ないと
ただのB級映画ですが、すっごく面白かったです!!

実写映画を観ているのに、なぜかアニメでも観ているような感覚になります。
ナレーションがあったり、所々にギャグが散りばめられていたりして、
「ドラゴンボール」や「ちびまる子ちゃん」の様でした。

でも、なぜか役者さんには凄くこだわっていて、
津川雅彦さん・六平直政さん・本田博太郎さん・竹内力さんなど、
所々に有名な俳優さんが登場します。

☆私のお気に入りキャラクター・ベスト3!☆
第3位は「破顔坊(竹内力)」
この人、こんなんでいいの?
こんな役をして大丈夫なの?
って思ってしまうくらい、体張って頑張っています。
気持ち悪さはナンバー1です!(笑)

第2位は「手妻の藤次(大倉孝二)」です!
忍者なのにいつも着地失敗(笑)
この人が出てくるだけで笑えました。

なんと言っても、第1位は
ダクシャが取り憑いた「マタギの権三(遠藤憲一)」です!
台詞が「あらあら?あらららら~♪」しかないのが笑えました。
すっごく気持ち悪い顔なのに、可愛く思えてしまいました。

爆笑というより、「くすっ」て感じの笑いで、
刀で切ったりするシーンがグロかったりもするのですが、
浅いツボにジャブの様に何度もヒットしてしまうような映画なので、
期待しないで観て頂けると、かなり笑えると思います☆