俺は、君のためにこそ死ににいく

2019年10月12日

第二次大戦末期、特攻隊基地のあった鹿児島県で隊員たちと交流を持ち、
母のように慕われた鳥濱トメさんの体験をドラマ化した映画です。

製作総指揮は東京都知事で作家の石原慎太郎さん。
鳥濱トメさん本人の口から若者たちの真の姿を聞かされ、
石原都知事が自ら脚本を書き上げたそうです。

特攻隊員役は徳重聡さん、窪塚洋介さん、筒井道隆さん
トメさんの役は岸惠子さんです。

「今までの戦争映画とはなんだか違うな」というのが私の感想です。
ただのお涙頂戴映画でもないし、「戦争は悪だ!」とそれだけを
訴えるような映画でもなく、心にずっしりと響きました。

出撃前の隊員たちの測り知れない苦悩や覚悟に
ブルッと背中に走るものを感じてしまうくらいリアルな映画でした。
衝撃的な特攻シーンでは言葉を失うほどでした。

この映画で3回大粒の涙を流しました。
実話だと思うと、胸が詰まってしまいました。

どこのシーンで泣いたのかは書きませんが、
私はとてもいい映画だと思います。
是非、観ていない人は観て欲しい映画です。